最優秀賞は「けんけんぱ」×「テトリス」×「MESH」でReハックした作品

MashupAwards2017の予選がどんどん行われております。今回レポートする地方予選は大阪予選。「関西でITでなにかやったろうやない会!」と一緒に開催させていただきました。

テーマは「遊びのReハック」。最初のアイデア出しでは、知っている「遊び」を思いつく限り書き出していきましたが、年代によって知っている知らないという差が大きいですねー。
そんな中、各チームが選んだ遊びは、けんけんぱ、テトリス、スーパーカー消しゴム、鬼ごっこ、漫才、おしくらまんじゅう、ととあわせ、だるまさんがころんだなどでした。どんな風にReハックしたのか!?すべての作品をレポートします。

今回サポートにきてくれた企業はこちらの6社。ROHMさん、そしてドコモの音声認識は初登場です。
 

 

作品紹介

まずは最優秀賞作品の紹介からです。最優秀賞チームには、賞金総額400万円の日本最大級の開発コンテストMashupAwardsの準決勝の進出権が授与されます。

<最優秀賞>
■作品名:
KENPARIS(ケンパリス)/チーム名:KENPA
「ケンケンパ」の動きで、テトリスをしよう!
http://hacklog.jp/works/51001
スニーカーにMeshを装着。WEB上のテトリスをコントロールします。右KENで右移動、左KEBで左移動、両足PAで回転します。1段消せたたら35億点!ブロックの移動操作中に、左右にある「ケンケンパ」の表示順どおり「ケンケンパ」を続けて出来ると、”ケンケンパコンボ” のボーナス点が入ります。

デモはこちら。質疑応答で息切れして回答できないほど疲れます。

最優秀賞おめでとうございます!

審査員の村岡さんからは「ゲームデザインがすごくいいですね。ボーナスポイントがあったり、難易度のどちらを狙えばいいのかという選択肢が生まれているところはすばらしいです」とのコメントが。

こちらの作品は、田中さんとたくちゃん賞も獲得していました。

今回の審査は、4つの審査基準を元に、以下の3名の方にお願いしました。
・村岡 正和氏 /(株式会社神戸デジタル・ラボ 社外取締役 新事業創造係長 IoT班長)
・菅原のびすけ氏 (dotstudio株式会社代表/ IoTLT主催)
・松川進氏(MashupAwards運営委員長)

<審査基準>
① 見たことないモノへ挑戦してる?:ぶっ飛び度、変化球などのアイデア
② ただ動くだけじゃないよね?:完成度、こだわり度
③ 楽しそうに感じる?:表現手法、人を楽しませる仕組、デザイン
④ ずっと遊びたくなるよね?:依存性、熱中度
今回は「テーマ」も重視したく、いつものMA審査基準に最後の一つが追加されています。

 


審査員による、最優秀賞は逃したものの、他の作品も素敵な作品ばかりでした。

■作品名:NSC with B -漫才養成Bot- /チーム名:BOT-HIROSHI
芸人を目指す研修生に、漫才を教えてくれるボット。出来が悪いと解散に追い込まれる。
http://hacklog.jp/works/51009

ボットは、先人のボケとツッコミのノウハウを学習しており、的確なボケやツッコミをしてくれます。ボケが面白くないとスフィロが去っていきます。(今回はオチただけw)

デモはこちら。

こちらの作品は、Yahoo!賞をゲットです。


■作品名:Re:KORO/チーム名:TEAM SAIKORO
知育ゲームやいろいろな用途に使える次世代サイコロ

http://hacklog.jp/works/51004
サイコロが出た目を話します。2つフルと合計値を話します。他にも、ととあわせ(動物を合わせる)ができたり、出た動物の鳴き声を音声に出すなど、知育玩具としても利用できます。

サイクロを2つ振って合計値を音声で教えてくれるデモ。

こちらの作品は、のびすけ賞獲得です。

ネーミングが逸材ですね(最初は読めないけど)。いまはまだプロトタイプですが、完成したら面白くなりそうだなーって思った作品。のびすけさんも言っていましたが、「いろんなことができます」はハッカソンのプレゼンではない方がいいかもですね。


■作品名:リアル スーパーカーけしゴム/チーム名:チームメカニック
スーパーカーけしゴムの衝突と連動するUnityアプリ
http://hacklog.jp/works/51006
スーパーカーけしゴムの衝突と連動して、Unityアプリ上のスーパーカー連動します。青いランボルギーニのエンジンはArduino、赤いフェラーリのエンジンはMbed。車種によってもエンジンを変えてきています。
加速度センサーを利用して衝突を計測しています。

デモはこちら。

こちらの作品は、企業賞のMbed賞、そして個人賞のアフロ賞と播磨賞を獲得です。

そしてMbedではじめての組み込み系を実装をした高谷さんだけは、チームリーダでもある山本さんからmyThings賞を授与されてました。(※注:今回myThingsはサポートしておりません)

こちらの作品も、作りたい作品を作った!という想いが伝わってきて、凄く良かったと思います。車種によってエンジンが違うのはただ単に部品がなかっただけですが、そこにそれなりのストーリーを乗せてきたところも結構好きでした。だって、車種によってエンジンって普通違いますよね?


■作品名:Ollieコントローラ/チーム名:おりぃ
OllieをiPhoneの音声認識APIで動かすアプリ
http://hacklog.jp/works/51013

iPhoneから音声認識APIを使ってOllieを右、左、前、後ろと音声で操作します。

デモはこちら。

こちらの作品は、手抜き賞(川端賞)、井上賞、まなみん賞、myThings賞と最多受賞です。受賞理由は蛇足で!(※注:今回myThingsはサポートしておりません)

ぬいぐるみをかぶせて「おいで」っていったら、近づいてくるとかしたらいいかもよ!なんてTwitterコメントありました。

 


■作品名:ぬいぼう/チーム名:ぬいぐるみの相棒
ぬいぐるみプラットフォーム
http://hacklog.jp/works/51012

ぬいぐるみはこどもにとって最高のインターフェース。ぬいぐるみと一緒に「だるまさんがころんだ」を目指した作品。他にも、ぬいぐるみと会話ができ、親がLINEBOTを通してこどものほしいものを聞けたりします。

「だるまさんがころんだ」のデモ

こちらの賞は、なぞのおじ賞、田村賞を受賞です。

 


■作品名:ラブ❤チェック/チーム名:NOVICE
「2人の愛を深めるため、お互いを抱きしめ合いましょう」(同性可)
http://hacklog.jp/works/51003

ROHMの温度センサーを利用したサービス。おしくらまんじゅうをモチーフにReハック。

デモはこちら。

こちらの作品は、企業賞としてのROHM賞、そして個人賞としての村岡賞を獲得です。

居酒屋などで、親密度によって割引があるなどという形で使えたら、「モテない人達が抱き合えるきかけづくりができるんじゃないか?」なんて意見もでていました。ただ「このソリューションとして温度センサーが適切か?」という意見が多く、利用するセンサーに関しては、いろんなアドバイスでていましたね。是非いろいろテストしてみてください。

 

以上が、審査対象となった作品の発表です。

 


・・・が、今回のハッカソンも参加者以外のボッチソンが2箇所で行われておりました。
まずは、今回ファシリテートを務めた田中さんの作品です。

■作品名:ぶたDeみんとん/チーム名:髭ダルマ
ぶたの鼻から放出される強力な鼻息で、ボールを打ち返せ!!
http://hacklog.jp/works/51024

鼻息は背中のボタンを押すと、最大数3回まで可能!押し切ってしまうと、豚が疲れて暫く鼻息が出せません。また、お尻のセンサーに息をしばらくかけると、豚さんがびっくりしてすごい鼻息を出すことも!!

そして最後は、ヤフーの粟村さんの作品。

■作品名:俳句ジェネレーター/チーム名:窓際族
過去のツイートから自動的に俳句を生成
http://hacklog.jp/works/51029
過去の自分のツイートから、自動的に俳句を作ってくれる。形態素解析で、5文字と7文字を切り取り、適当に俳句にします。右の写真「実装が きたよ遊びの 空間の」はMashupAwardsのツイートから自動的に作られた俳句。

 

以上が、今回のハッカソンで作られた作品です。
エキシビジョン作品を含む作品一覧はこちらから→ http://hacklog.jp/events/123

 

技術サポート

今回のハッカソンでは、IBM、Mbed、ROHM、ドコモ、Yahoo!、さくらのインターネットさんの6社さんと、共立電子さんにサポートいただきました。

 

 

Bluemix|IBM>
パブリック・クラウドのアプリケーション開発・実行環境。WatsonなどのAIをはじめ、様々なサービスをAPIとして提供しています。

Mbed|arm>
ARM Cortex-Mプロセッサコアを使用したMCU開発プラットフォーム。オンラインコンパイラやコンポーネントライブラリを使用して、センサ制御やネットワーク接続機能を素早く簡単に開発することが可能です。

ROHM
Arduino Uno、Lazurite、mbedなどのオープンプラットフォームに対応したロームセンサ評価キット SensorShield-EVK-001を提供。高性能センサ8種(①加速度②気圧③地磁気④近接照度⑤カラー⑥ホール(磁気)⑦温度⑧紫外線)をセンシングします。

ATエージェント基盤|NTTドコモ>
誰でも簡単に対話型エージェント(Bot)を作成することができる環境を提供。Repl-AIも。

テキスト解析WebAPI|Yahoo!Japan>
日本語の解析を行うアプリケーションが開発できるテキスト解析Web API。ウェブブラウザと同じHTTPリクエストによってアクセスできます。日本語形態素解析やキーフレーズ抽出などもできます。

さくらのクラウド|さくらインターネット>
初期費用無料、トラフィック課金なしのクラウドサーバー。構築スピードとシンプルな料金体系 ・高い操作性と充実の機能 ・信頼のクラウド基盤 で、最適な環境をすぐに作成できます。

<共立電子>
様々な電子機器をお持ちいただきました。みんな楽しそうに眺めてましたね−。

<MA持ち込み機器>
ハッピーセット、テクタイルツールキット、Mabeee、Ollieなどなど

 

イベントの様子

本日のファシリテートは、MAイスター(MashupAwardsエバンジェリスト)の田中さん(髭だるま)。MAの説明からしていきますが…

複雑なトーナメント説明部分で断念w。急遽その部分と、応募作品例部分だけ松川さんにバトンタッチ。

それが終わったら、今回サポートいただく技術のインプットタイムです。ROHMさんと、ドコモの音声認識技術はMA初登場です。

また、共立電子さんからの電子パーツやMAからの持ち込み素材(Ollie、Mabeee、テクタイルツールキット、ハッピーセットのおもちゃなど)もご紹介。

次は参加者全員自己紹介です。友だちに誘われたのに裏切られて一人参加とか、参加しないと寝ている1日で終わりそうなのできましたとか、優勝しにきましたなど、参加理由は様々です。

アイデアソンのはじめは、みんなが思いつく「遊び」の書き出しから!年代によって知っている遊び、知らない遊びが大きくわかれますw。

そこから今回開発するアイデアをひねり出していきます。そしてペアブレスとで他花受粉。

最終的に「これだ!」というアイデアをみんなで見て回ります。

そしてチームビルディング。仲間をみつけにナンパしにいくよー。

チームが決まったらお昼を食べながら、アイデアを更にブラッシュアップ。そしてみんなに宣言します。

アイデア宣言がおわったら、あとはモクモクと作り始めます。

1日目はサポートも大忙し。

途中で駄菓子の差し入れも入ります。

2日目の最初は発表順番のくじ引きから。

あとはひたすらモクモク作り、

モクモクと検証をする。

スーパーカーのエンジン内部。

そしてー、発表始まるよー。まずは審査員の自己紹介。

審査員のするどいツッコミがはいりながら、発表は進んでいきます。

発表が終われば、みんなでタッチ&トライ。

松川さんうますぎです。

そして、お待ちかねの、懇親会。みんなで乾杯!

結果発表は…個人賞を含め、なんと10以上!懇親会以上に、受賞者も授与者も笑顔がたくさん!
この個人賞は大阪ハッカソンからはじまった名物企画なのです。

みなさまお疲れ様でした!

 

 

MashupAwards2017

今年も最優秀賞100万円の日本最大級の開発コンテストであるMashupAwardsが始まりましたよー。本日のハッカソンは、一次予選免除のハッカソン予選です。この複雑なトーナメント戦の一番左のハッカソン予選だよ。

今年の変更点などは、キックオフブログなどを参考にしてみてください。
【MashupAwards2017応募開始】キックオフ〜言葉じゃ伝わらないから作るんだ〜

そして、最後に田中さんがいっていたように、「まだ終わりじゃない」。
ハッカソンが終わっても、この後プレゼンバトルやオンライン審査もあります。ここで出会ったみんなで、継続してもいいし、違う作品作ってもいいからね。締め切りは11/13(月)!

 

イベント関連リンクこちらをみていただくと、イベントの盛り上がりがより伝わるかと思います!
●つぶやきまとめ(togetter) : https://togetter.com/li/1158644
●写真(flickr) :https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157685935598802
●関連ブログ
大阪で、遊んで!飛んで!ハックして!/コトブログ

蛇足

 田中雅也
使いたい技術や、デバイスを遊びするチーム、自分の思いを再現するチームなど、それぞれの想いが溢れる良い作品を見ることができました。遊びというテーマもあってか、発表時には、多くの笑い声が上がっていました。
特に最優秀賞のKENPARISチームは、自分達だけでなく、参加者の多くを笑顔させていたように思います。参加者もそうだ思いますが、私も沢山学ぶことができた場になりました。
次回(機会を頂けたら、、)は、もっとみんなが楽しめる、そして気持ちよく開発してもらえるような場を作りたいです。

 

10917872_810999818947686_4210908168556890190_n 鈴木まなみ(@Rin2tree

テーマがテーマだけあって、懇親会がもりあがるもりあがる。なんだか「なりきり2.0」が生まれた名古屋ハッカソンを思い出しました。あの時もみんなで遊んだな−。そしてそんなみんなの笑顔を見て、喜ぶ開発者。
KENPARIS」のチームの一人が、「みんなにあんなに喜んで遊んでもらえるってすごくいいね」って言っていましたが、同じような言葉を、なりきりの開発者も言っていました。自分が作ったものを喜んでもらえるのって、本当にいいですよね。
さて、これは2ndでウケるネタですね。決勝くるか?

また、わたしは個人賞としては「Ollieコントローラ」を選びました。とにかくOllieが使いたいとおもってハッカソンに参加したとのこと。最初は「Ollie」×「おにごっこ」という案でしたが、技術的にできないことが判明。そこから、悩みに悩み、音声コントロールで動かすというアイデアにピボット。「Ollieが使いたい」というこだわりを通し、その上でちゃんとしたデモを見せる形に落とし込んだところに、とてもMAイズムを感じて賞を送りました。よく一人でがんばった!

 

 

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