9/10に開催された予選アイデアソンから一週間後となる9/17・18の二日間、会場はお台場コワーキングスペース MONOにて NTTドコモ✕TBS TVHACKDAYの本戦となるハッカソンが開催されました。
最優秀賞作品は、賞金100万円を手に入れるだけでなく、MA2016の2ndSTAGE(準決勝)に進出することになります。

今回のテーマは「たまる!つかえる!テレビとポイントサービスが創る未来の世界!」。

予選を勝ち上がった猛者たちの中から、最優秀賞100万円を手に入れたチームは果たして!?
ハッカソンにて発表された作品をレポートします。

発表作品

 最優秀賞

<最優秀賞 / 優秀賞:ビジネス部門>
作品名:⑤CM打
http://hacklog.jp/works/48241

 

読み方は「しーえむ だ」。CM中にスマホをスイングしてポイントを貯める『ソーシャル野球ゲームアプリ』

番組中に流れるCM情報を同期解析しており、CMの見どころでタイミングよくスマートフォンをスイングすることによりポイントが獲得できるゲーム。
CM時の番組離脱率抑制という目的設定とポイントと絡めたゲーミフィケーションの設計、「CMをふっ飛ばして遊んでしまう」というハッカソンならではの独創性の高い発想が評価されました。

プレゼンでは審査員を巻き込むスタイルで実演デモを披露
 

CMを打つタイミングを渡せて審査員へパス!!

実はこちらの開発チーム、なんとTVHACKDAY 2連覇!!

あわせて、ぐるなび賞・KADOKAWA賞も獲得しました。なんという強打者!!

 

優秀賞

<優秀賞:テクノロジー部門>
作品名:⑥一緒に『ミライ』 チーム:プロジェクトK(婚活)
http://hacklog.jp/works/48240

  

テレビ番組は会話をするときの共通の話題になりやすい、というある意味原点とも言える部分にフォーカス。同じ趣味を持つ人同士でリアル婚活イベントにつなげるというアプリ。見ている番組のメタデータを元に性格分析を行い、相性の良い相手をマッチングするというテクニカルな要素が部門賞の獲得につながりました。
テクニカル要素を担ったWatsonの効果的な活用と、テクノロジーを利用した少子化問題への取り組みから、企業賞 日本IBM賞を獲得!


<優秀賞:デザイン部門>
作品名:②たなぶたテレポイント チーム:ドットトイ
http://hacklog.jp/works/48247

  

デザイン部門賞は最も優れたUIデザインと評価された作品におくられました。
スマホの背面カメラと前面カメラを同時につかって、テレビ画面と自分の顔を一緒に映すことにより、かの有名バラエティ番組のインターフェースを忠実に再現。
アプリを使って様々な形で番組に参加することによりポイントを獲得し、番組に関係した特別な権利と交換ができるというモデルのアプリでした。
APIの効果的な利用が評価点となり、企業賞 日本マイクロソフト賞を獲得!


<優秀賞:アイデア部門>
作品名:④FanxFund チーム:男しかいねえ
http://hacklog.jp/works/48242

  

dポイントを使って番組の応援チケットを購入して、その番組を応援するというアプリサービス。
チケットの購入者には特典がついていたり、応援チケットの価格は人気に連動し価値が変動するといったようにファンの愛着行動に「株式投資」の要素を取り入れたサービスがアイデア部門賞を手にしました。
合わせて、企業賞 KADOKAWA賞を獲得!

 

今回の最優秀賞、優秀(テーマごとの部門)賞は以下の項目を基準として審査いただきました。

アイデア:独自性、新規性、優れた着眼点、発展の可能性
デザイン:芸術性、優れた表現技法
テクノロジー:最新技術の活用。作品への実装
事業性:商品化への可能性、完成度

審査員はそうそうたる5名の皆様。

・田中 伸明 氏(NTTドコモ スマートライフビジネス本部 プラットフォームビジネス推進部 サービス開発担当部長 )
・品田 英雄 氏(日経エンタテインメント!編集委員)
・坂本武郎 氏(カドカワ ファミ通グループ 編集)
・前田 裕二 氏(SHOWROOM株式会社 代表取締役社長)
・古谷 英一 氏(TBSテレビ 番組プロデューサー)
今回の審査、発表での質疑で多かったのは審査項目として事業性が入ってくるため、サービスの原資や運営モデル等についてです。
サービス・企画を考えそれを世に送り届けてきた審査員であるからこその、鋭い内容や現実的な目線での真剣な質疑が行われました。
最後の講評の言葉でも、サービスを作るうえでの情熱や、ユーザー目線の大事さなどが語られ、濃厚な内容の審査をいただきました。

審査員の皆様、ありがとうございました。

続いては、惜しくも最優秀賞・優秀賞を逃しましたが、見どころバッチリの今回の作品を紹介します。各企業の独断と偏見で決定する「企業賞」を獲得した作品もあります。

 

作品名:①TVar(ティーバー)
http://hacklog.jp/works/48249

 

憧れのTVの出演者に映像合成を使用して自分がなれるというサービス。
テレビの動画に自分の顔写真情報を重ね合わせて、出演者になった「当て込み」動画が作れ、SNSなどで拡散されます。拡散動画がプレイされるたびに番組宣伝とみなされ、ポイントがもらえるというビジネスモデル。
完成度、技術力共に高い作品でした。

実際の動作を見せてくれたデモ動画はこちら

作品名:③親ディレクター チーム:7(セブン)
http://hacklog.jp/works/48243

 

親がテレビ番組を見ていいなと思ったお店などの情報を、遠くに住んでいる子供にレコメンド。子どもが実際にレコメンドされた場所に訪れた際に、お店での利用用にdポイントをプレゼントすることができるサービス。
親子関係と、現代っ子のテレビとの接点、両親が眠ったdポイント資産を譲渡して、活性化する狙いがアピールポイントでした。

作品名:⑦笑活
http://hacklog.jp/works/48238

 

お笑いが大好きだから作った!という愛が強く伝わるプレゼンが印象的だった作品。
お笑い芸人の方々向けに、コント映像を配信するためのプラットフォームを提供、一般視聴者はdポイントでコント映像を購入できます。また、視聴時に笑顔の判定があり、映像を見て笑うとdポイントが入ります。


企業賞 エム・データ賞とPayPal賞を獲得!
 

作品名:⑧ポッカケ チーム:H&Y
http://hacklog.jp/works/48236

 

好きな芸能人のでている番組をどの程度視聴コンプリートできているかを全国のファンと競い合うサービスです。
競ったランキングが上位になればなるほど、多くのポイントが獲得でき、芸能人に関係した限定グッズ等と交換できるという内容。芸能人愛を示すために作った!とのことです。
プレゼンでは橋田寿賀子さんを追いかけ対象としてファンレベルをアップ。


完成度の高さが評価点となり、企業賞 エヴィクサー株式会社賞を獲得!

作品名:⑨ TV de Go チーム:エフナイン
http://hacklog.jp/works/48235

 

テレビを見ているときに、「ここ行きたいな」と思ったことは誰しもあるもの。でも、旅行プランを考えるのは大変…。このサービスは、テレビ番組中の場所への旅行プランを自動生成してくれる+テレビを見ているとポイントが溜まり、旅行先でお得にポイントを使って楽しめる、というものでした。なお、旅行プランとして割り出されるのは現在は日帰りプランのみの対応とのこと。
作品名:⑩ KinTre Noujyo チーム:YAOZAP
http://hacklog.jp/works/48235

 

自分で指定した番組の放送時に筋トレを行うとポイントが得られ、ポイントを野菜に交換してくれるサービス。帯番組などを利用し三日坊主になりがちな筋トレを習慣にするのが狙いです。
筋トレしているかどうかの動きはデバイスコネクタを使って検知しています。
テレビ番組✕筋トレ✕野菜という独創的な組み合わせの作品。アイデアソンで浮かんだ内容をそのまま貫き通す姿勢は見事です。
勢いだけではなく、実際のスーパーマーケットであるらでっしゅぼーやさんに事業ヒアリングをしていたりとガチな側面も見られました。
デモの様子はこちら。


企業賞として NTTドコモ賞を獲得!


作品名:⑪ CMツリー チーム:マッシュ&ルーム
http://hacklog.jp/works/48235

 

(見たくない)CM視聴枠をdocomoポイントを消費することにより友達に譲ることができるサービス。
CMを譲られた友達は視聴すればポイントを取得でき、視聴したくなければさらに他の人譲ることができる。その流れがツリー状になることから「CMツリー」といいます。
ポイント原資に関わる問題などをクリアしているサービス設計が光りました。きのこに扮装するという見た目からの印象とはうらはらに真面目なサービスです。
また、ソーシャル拡散導線の強さとmyThingsを使用したことから、 企業賞としてヤフー株式会社賞を獲得!


大所帯ですね・・・!
今回のハッカソンの作品は以上となります。

 

イベントの様子

今回のハッカソンは後日テレビで番組として放送されるということもあり、TVカメラが会場を撮影しています。カメラ向けられると、ちょっと緊張しちゃいますね。

<オープニング>

伴野さんの司会進行のもと、イベントがスタート。
予選のアイデアソンとなるDay1を経て、今回はDay2、Day3になります。

 


<サポートAPI紹介>

今回のイベントにてサポートいただける内容をご紹介。

・ドコモデベロッパーサポート

docomo Developer support
https://dev.smt.docomo.ne.jp/?p=docs.api.index
デバイスコネクトWebAPI
http://hacklog.jp/apis/224

画像認識や言語処理、GUIでチャットボットを作成できるRepl-AIをはじめ、多数のガジェットの貸出サポート

 

・Yahoo myThings

様々なWebAPIやIoTデバイスの機能を組み合わせることのできるサービス myThingsの技術サポート

http://mythings.yahoo.co.jp/

http://www.idcf.jp/cloud/iot/

 

・角川 TV番組情報

http://thetv.jp/

仔細な情報を網羅したテレビ番組放送スケジュール情報をCSV形式で提供

 

・エム・データ テレビメタデータ

http://mdata.tv/

テレビ番組の放送内容をテキスト情報として記録した放送実績データの提供

(写真は担当代理)

 

・エヴィクサー オーディオフィンガープリント

テレビの音声を認識してどの番組を見ているか認識することのできるスマホ用SDKの提供

 

・PayPal 決済プラットフォーム

https://developer.paypal.com

オンライン決済プラットフォーム、モバイル用SDK、ログイン認証機能等の提供

 

・ブラボカメラ

Ai-Ball Developer support
http://kogata-ccd-camera.com/developer.html
デバイス情報
http://kogata-ccd-camera.com/about.html

小型Wi-FiカメラAi-BallのAPI (RESTful API)を提供

(担当代理)

 

・日本IBM Bluemix
https://www.ibm.com/cloud-computing/jp/ja/bluemix/

PaaSとしての開発環境と、連携できるサービス提供と技術サポート

 

・日本マイクロソフト Microsoft コグニティブサービス

https://www.microsoft.com/cognitive-services/

コグニティブサービス、ユニバーサルウィンドウズプラットフォームの技術サポート

 

・ぐるなび レストラン検索API

http://api.gnavi.co.jp/api/manual/restsearch/

レストラン検索、応援口コミ取得APIの提供

 

<アイデア宣言>

まずはアイデアの宣言。
予選を勝ち抜いたアイデアを1週間かけどのような形になったのか、今回のハッカソンでは何を作るのかをそれぞれのチームから発表します。
  

 

<開発タイム 1日目>

今回の開発の光景では、めちゃくちゃでかい専用機材を持ち込んでいるチームがあったり

開発を快適にするためのパソコン支える台とかスマホ用三脚があったり

 

卓上扇風機やケア用品があったり

 

近年、ハッカソン参加者の方々にも、開発を快適にするための熟達ぶりを感じさせます。

 

1日目の開発タイム開始直後は、前回のアイデアを再度ブラッシュアップや整頓する動きが多くのチームに見られました。中には、実現性を鑑み軌道修正をするチームも。チームの足並みをそろえたり、確認をしたり、大事な時間です。

 

 

もくもく開発

 

実際のテレビと番組を使いながら動作確認。

 

今回のハッカソンのお食事はTV関連ハッカソンらしく?選べるロケ弁。どれも美味しそう!

 

もくもく・・・もぐもぐ・・・ハッカソンは一分一秒が大事。食べながら作業です。

 

ちょっと疲れの溜まってきそうなタイミングで、
美しいレッドブルガールからの差し入れが行われました、疲れた顔もたちまちほころびますね。

 

開発の様子をインタビュー

 

夜に差し掛かり、中間の進捗確認。
この時点で一日目の公式時間は終了となりましたが、会場に残って夜を徹して作業することを決めた人を確認したところ、かなりの割合でした。
なお、このハッカソンの会場であるお台場コワーキングスペースMONOは仮眠できる部屋と、近隣に温泉があり、大変貫徹作業がしやすい環境となっています。

 

<開発タイム 夜間>

夜を徹するための物資の差し入れ

 

頑張れそう!!!

<開発タイム 2日目>

ハッカソン2日目の朝にありがちな光景。お約束ですね!

  

2日目ラストスパート!!緊張したムード。

 

発表に向けた準備も進みます

いよいよ発表前・・・、ですが完全にお疲れモードのご様子。
でも、もちろん本番では皆さんバッチリでした。


<発表を終えて、懇親タイム>

発表を終えて、皆でねぎらいあって称え合います。
清々しくて、楽しそう!皆様、2日間の激闘本当にお疲れ様でした!

  

イベント関連リンク

こちらをみていただくと、イベントの盛り上がりがより伝わるかと思います!
・つぶやきまとめ http://togetter.com/li/1025953
・イベント写真(ハッカソン編) https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157670677959554
・イベント写真(アイデアソン編)https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157673580806296

 

あとがき

まずはじめに、レポートが大変遅くなってしまい申し訳ありません!楽しみにしていただいていた方に深くお詫び申し上げます。

今回のTBSハッカソンは、技術レベルの高い作品が多く、純粋に短い時間内での作品の完成度への驚きもありましたが、やや違う視点から個人的に感銘を受けた作品は「笑活」でした。
”好きなものに貢献できるものを作ろう”という想い・愛ともいえるそれが、プレゼンにはっきりでており、
その姿勢がなんとも素晴らしいというか、ものづくりの根底にあるべきものについて思い出すというか、とても見習いたいものでした。

今回のイベントもですが、多くのハッカソンではテーマや審査基準が設けられており、それに沿った内容のアイデアを出し、形作るというのが流れではありますが、アイデアに開発者たちの愛や信念みたいなものが加わっていると、なんだかイイな、って思います。

 

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